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長沢慎一郎『The Bonin Islanders』

7,260円

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小笠原の先住民がもつアイデンティティを可視化し、 見えづらい複雑な歴史を提示する 東京から南に1000キロ、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島父島。かつて無人島だったこの島は、幾つかの歴史の転換点を経ることになる。1830年、5人の欧米人と20人のカナカ人が初めて入植したが、1873年に正式に日本領土とされ彼らは帰化することになった。日本からの入植はすぐに始まり、彼らは欧米系島民と呼ばれるようになる。やがて、第二次大戦時に島は要塞化し、全島民は本土に強制疎開させられた。終戦後はアメリカ海軍の占領下に置かれたが、GHQが帰島を許したのは欧米系島民だけであった。占領は1968年まで23年間つづき、彼らはアメリカ文化の中で生活した。日本返還を知らされたのは返還直前だったという。MUJIN(無人)ーBUNINーBONIN と変化した呼名。占領時代の出生証明書やパスポートにも記載された、「Bonin Islandes 小笠原人」というアイデンティティ。政治に翻弄され、周縁に追いやられていった彼らの歴史を、著者は丹念にリサーチし、ひとりひとりのポートレートと風景写真を13年かけて撮りつづけた。風景はただ美しいだけでなく、島民にとって重要な意味をもつ場でもある。東京都の島でありながらどこからも遠くにある小笠原。その知られざる歴史とそれを宿す人々を静かに物語る写真集。 「俺たちはアメリカ人でも日本人でもない小笠原人だ!」 南スタンリー We aren't Americans.We aren't Japanese. We are Bonin Islanders! Stanley Minami 〈クレジット・仕様〉 赤々舎 2021年5月19日初版発行 128ページ ISBN978-4-86541-137-9C0072 寄稿 デイビッド・オド デザイン 林規章 - Akaaka Art Publishing,Inc. First Edition 19 May, 2021 128pages ISBN 978-4-86541-137-9 C0072 Text David Odo Design Noriaki Hayashi

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